- 選手構成、選手交代
- 先発メンバーは 10 人もしくは 11 人制。 11 人制の場合、エクストラヒッター (EH)1
人を入れたエクストラヒッター制を採用する。
- エクストラヒッターについては「 3. エクストラヒッター」を参照のこと。
- エクストラヒッター以外のメンバーは野球と同様の 9
つのポジションのほかに、投手・捕手の定位置以外なら、フェア地域のどこに守備してもよいショートフィルダー (SF) で構成される。
- エクストラヒッター制の採用は両チームで任意。つまり両チームの先発メンバーの人数が 異なってもかまわない。
- エクストラヒッター以外の先発登録された選手は、一旦交代しても自分の打順を受け継いだ選手と交代することが条件で一度に限り再出場が可能である。
- エクストラヒッター
- エクストラヒッター制を採用した場合、試合開始から終了まで継続しなければならない。
- エクストラヒッターは常時 1 人であり、打順は試合中は変更できない。
- エクストラヒッターは守備につくことはできない。
- エクストラヒッターはいつでも交代が可能であり、交代後の選手が新たなエクストラヒッターとなる。
- 一旦交代してベンチに下がったエクストラヒッターは再出場できない。
- ゲーム
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- 7 イニングで行う。
- 7 イニング終了時に両チーム同点の場合、延長イニングに入る。
- 球場使用時間制限、天候悪化などの理由の場合、ゲームを中断し、コールドゲームとなる ( 再試合はなし ) 。
- NSAルールでは 4 回 (?) 終了以降はコールドゲームとして成立すると書かれている。 ( トーナメント戦を考慮している )
- 投手、捕手
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- 投手は投球前に片足か両足を投手板に触れていなければならない。
- 投球時、自由足は踏み出す必要はないが、踏み出すときは、1歩に限られる。
- 軸足は投球が手から離れるまで、投手板の触れていなければならない。
- 投球は適当なスピード ( 打者が打てるスピード ) であって、地面から 6feet( 約 1.8m) 以上 12feet( 約 3.6m)
以下の弧を描くように投げること。
- JSA では 1.5m 以上 3.0m 以下となっている。また NSA( 全米ソフトボール協会 ) では 6feet( 約 1.8m) 以上
10feet( 約 3.0m) 以下と規定している。
- 打者を意図的に 1 塁に歩かせたいとき ( 敬遠 ) は、そのことを球審に申し出るだけでよい。
- ウインドミル投法で投げてはならない。
- 投手は球を受けたら、 10 秒以内に次の投球をしなければならない。
- 不正投球 ( イリーガルピッチ ) を投げた場合は打者にワンボール、さらに走者がいる場合は進塁が一つ与えられる。
- イリーガルピッチを打者が打った場合 ( プレイが継続された場合 )
、攻撃側がそのプレイの結果を生かすか投手のペナルティをとるかのいずれかを選択することができる。
- 準備投球について、イニング開始前に最大 3 球認められる。
また交代した投手についてプレイ前に最大 3
球認められる。準備投球の投球数は審判が決定する。
- 捕手はキャッチャーボックス ( 球場の項参照 ) の外で投球を捕球してはならない。
- 捕手は投球を受けた後、たとえ塁上に走者がいる場合でも直接投手にボールを返さなければならない。
- 打撃
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- 2 ストライク後のファウルボールは、三振となり、アウトとなる。
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- バントおよびチョップヒットを狙った場合、打者アウトとなる。
チョップヒットとは打球を高く弾ませるため、バットを振りおろすようにしてボールを地面にたたきつける打法。
- 投球がストライクまたはボールを宣告される都度、ボールデッドとなる。
- 死球による出塁は認められない。死球になった場合、ボールデッドとなり、ストライクゾーンの外で当たった場合は、1ボールが与えられる。
- インフィールドフライは適用される。
インフィールドフライはノーアウトあるいは 1
アウトで走者が一塁、一、二塁、一、三塁、満塁の場面で内野エリアにフライの打球があがった場合に適用される ( ライナー性の打球では適用されない ) 。
- 走塁
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- 走者は、投球が本塁に達する前に、離塁出来ない。
離塁したときは、アウトが宣告され、ボールデッドでノーピッチとなる。
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- 四球はボールデッドとなり、走者はフォース以外は進塁できない。
- 投球が打たれない限り、走者は進塁できない。
- 外野に飛んだ打球を内野に返球した時点で、一旦ボールデッドとなる。
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